建築家甲村健一の住宅・商業施設のカテゴリー別。和空間やバスルームを紹介。

建築家住宅として巧みに使い分ける建築素材

現代の生活は多くの工業製品に囲まれて成り立っています。工業製品は均質かつ大量に供給できることが最大の利点ですがその一方、無表情さや冷たい感触を感じるのも事実です。それに包まれた空間というのは本当に気持ちのいい空間といえるのでしょうか。 反対に古来から使用されてきた木や石、竹や土壁、漆喰などの「自然素材」は不安定な上に加工が困難で大量生産には向きませんが、天然の表情や質感・暖かな感触、伝統技術による美しさといった工業製品には無いぬくもり感じることが出来るといえるでしょう。昔ながらの自然素材に囲まれた上質な和の空間は、暖かく優しい健康的な住環境を与えてくれるといえます。